自宅では勉強できない!?
中学生メンバーの期末テストが終わりました。今回印象に残ったことは、自宅で勉強できない中学生が多いという点です。曰く「石川さん、家だとなかなか勉強に集中できないんです・・・。」
これに対して、2つの私見があります。1つは「そういう面もあるよね」と肯定してあげたい点。もう1つは「長い目で見ると対策を講じる必要があるね」と改善を促したい点です。
1つ目の点について。そもそも自宅はくつろぐ場所ですから、自分にスイッチを入れて緊張感を高めて、勉学に集中することが難しいのは無理もありません。部屋の至るところに楽しい物が置いてあるでしょうし、家族との関係もあります。したがって、「自宅で勉強できない」というメンバーを、事情も聴かずに一方的に注意することは決してありません。
2つ目の改善を要する点について。そうは言っても、勉強というのは究極的には自分自身でやる行為(自分の頭で考え、知識や理解を深めていく)ですので、自宅でできた方が断然好ましいと言えます。部屋の中を片付けて「誘惑」が見えないようにするとか、家族に協力してもらって時間の縛りを設定するとか、工夫が必要です。
その他に、スタディクラブでは学年やその子の状態によって、いろいろと対応を変えています。
中学1年生や、それ以外でスタディクラブに入会して日の浅いメンバーの場合は、まずスタディクラブでしっかりと2~3時間学習に勤しむ習慣をつけて、それを徐々に自宅学習に広げていく手順を勧めます。スタディクラブでは本人が「勉強、おもしろい!」と思えるような工夫を施していますので、「あっという間に時間が過ぎた」という感想をよく耳にします。それを自宅でも少しずつできるようにし、最初は1時間、それができるようになったら休憩を挟んで1時間30分・・・というように持って行きます。
これが中学2年生メンバーになりますと、学習時間や科目、内容をより具体的に協議して、勉強量の拡大を図ります。1年生の頃から継続してきた取り組みの累積効果が出てきますので、ハードルは下がってきます。精神の成長により、自分を律する力が大きく向上しているメンバーも珍しくありません。
中学3年生メンバーの場合は、卒業後の進路選択が現実のものをなっていますので、目標からの逆算の話をすることができます。メンバーから目標を聴いて、その実現のためには1学期には何が必要で、夏休みには何に取り組むべきか、といった感じです。
全学年に共通するアドバイスは、「自分でできること・取り組みやすいことは自宅学習でやり、難しいことはスタディクラブでやる」です。難しいことをやろうとして捗らず、時間が過ぎていくのは、疲労はたまっても成果は上がりません。難関はスタディクラブに持ち込む。そして、自宅学習では、調子の波に乗りやすい科目や内容から着手する。
一人ひとりのメンバーに ❝中学時代の学び❞ のドラマがあります。実際には、到底このブログには書き切れない、細かなやりとりがたくさんあります。そこから彼らが考え、行動することが自分の未来を高めていくことになります。
