高校生メンバーのK君、英語で一段の高みを目指す

高校生メンバー(2年生)のK君はこの夏、英語力向上のため、本格的なプロジェクトを組んだ。

 

K君は元々、英語が苦手というわけではない。むしろ得意科目で、英語だけはどれだけ勉強をしても苦にならないという。そのK君が一段の高みを目指して、「さらに上の英語力をつけたい」と言ってきた時、僕は諸手を挙げて賛成した。

 

僕は基本的に、好きな分野・得意な分野で自分らしさを追求する姿勢に強い共感を覚える。好きな分野・得意な分野にこそ、その人の核になるものが存在すると思う。その分野での力が伸びること以外に、次のような利点がある。

 

第1に、得意分野ゆえ、モチベーションが大変高い。そのモチベーションの高さで、エネルギーを爆発させる行動や努力はかけがえのない体験だ。特に(学校が休みになる期間に)自分自身と向き合いながら行うとなれば、より大きな価値を持つ。

 

第2に、それで自信がつくと、他の分野(勉強以外も当然含む)にプラスの影響が出る。「苦手なことも頑張ってみるか」という、追加のエネルギーが湧き出てくるし、人間関係も積極的になる可能性がある。人間誰でもそうだが、特に10代の若者にとって、自信や確信を抱きながら毎日を過ごせることは貴重である。

 

第3に、気持ちの問題だけでなく、頭脳内容的に他の分野にプラスに働く。K君の場合で言うと、哲学・思想といった教養分野から、環境・技術などの時事マターまで、知識量が大幅にアップする。そこから、現代文や社会科などの他科目の力も伸びる。

 

K君は自分自身で英文解釈の参考書を1冊用意し、長文読解の問題集や単語帳とともに取り組んでいる。抽象的で、教養レベルの高い英文を、ていねいに分析しながら読み込んでいる。質問の内容も非常に有益で、実に内容の濃い勉強になっている。

 

夏休み期間の折り返し地点に来たが、思いっきり調子に乗って、後半もガンガン攻めてほしい。K君の学習を見るのが、そして質問に対応するのが楽しくて仕方がない。

 

Follow me!