中学生メンバーのH君、苦手な英語で大きく前進

前回ブログのK君とは対照的に、英語で苦戦しているH君(中学3年メンバー)。他の科目では高い能力をみせる一方で、どうにも英語は厄介らしい。中2の入会以来、あのアルファベットの羅列が脳にしっくりこないのが、見ていて実によくわかる。

 

日本語と西洋言語は文字の点で大きく異なる。日本語は表意文字と表音文字の組み合わせでできていて、視覚的に意味を掴みやすい。一方、西洋言語は、アルファベットをつなげてできた表音文字。単語を構成するパーツの中に意味をとりやすいものがあるものの、全体としては「ただ記号が並ぶ世界」のような感がある。

 

K君と英語のやり取りをしていると、「読み」でも「書き」でも、アルファベットを処理しにくそうにしている。独力ではなかなか大変だろうと思い、スタディクラブで英語を多めに学習するよう促している。

 

そして、この夏休み。明らかに様子が変わってきた。基礎的なレベルでの間違いが激減し、読解におけるていねいさが増してきた。やりとりが格段にスムーズになったし、反応のリズムがよい。

 

K君は間違いなく自分で相当な努力をしているスタディクラブの学習だけではないと強く確信する変化を遂げている。これはなかなかできることではなく、強い意志があるのだろうと思う。

 

英語(語学)は、ある程度まとまった学習を行うことにより、大きな成果を出すことができる分野である。力が1次関数的に伸びるのではなく、継続な努力によって、ぐいっと伸びるタイミングがやってくる(※得意な人はこの限りではない)。

 

K君が好きな分野をより伸ばしてほしいと願う一方で、英語の苦手感が薄れれば、知の世界がもっともっと広がることになる。強く応援したい。

 

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