高校の転校制度を充実させるべき by I君(高校生メンバー)

今春、高校生になったばかりのI君(高校生メンバー)から、フレッシュな高校生活についていろいろと話を聞くことを、大きな楽しみとしています。

そのI君が、他校に進学した仲間の様子などを踏まえ、力説しているのが「高校の転校制度を充実させるべき」です。

曰く、大手進学塾などで絞られて難関校に入ったものの、やらされた受験勉強に疲れ、入学後に学習意欲が大きく減退してしまう人が多い。そして多くの場合、彼らが健全な状態でその学校に在籍し続けるのは極めて厳しくなる。ならば転校して、一度リセットできるようにした方がよい、という趣旨。

なるほど!難関校で下の方に沈んでしまうと、そこから上がるのは大変難しく、上の方は段違いにできるやつらだと分かると、もう勉強に対する意欲は激減…というのはよく聞く話です。

それでも、その学校が気に入っていれば続ければよいのですが、学校を変えて立て直したいという生徒にはそのチャンスが与えられた方が断然よいと思います。

もちろん、逆もあり得ます。高校に入ってから伸びるタイプで、高校生活の途中で「できることなら一つ上のレベルで高校生活を送りたい」と願う人たちです。そのような生徒に、学校を移る機会が明確に用意されているというのは、やはり望ましいことだと思います。

たとえば、2年生に上がるタイミングはどうでしょうか。これはI君ではなく、僕の意見です。

I君は高校に入って2か月足らずで、高校(生)に対して鋭い考察を行い、そこから上記のような考えを持つに至りました。すごいことです。I君は探求スピリットが人並み外れて強い、研究者タイプの人物です。中学時時代から、何度も驚かされてきました。

今回の発言は、I君の的を射た分析による、極めて優れた政策提言です。迷える高校生のために、何とか実現できないものでしょうか。

 

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