小中学生向けの経済講座 第78回

2月21日(月)、小中学生向けの経済講座(第78)を開催しました。

赤字のローカル線
I君が持参してくれた新聞記事「ローカル線 バス転換も議論」を読み、その内容についてディスカッションしました。

記事の要旨
・国土交通省が、赤字が続くローカル線の問題を検討する会議を立ち上げた。方針を夏までにまとめる。

・バスは鉄道に比べ、運行コストが1/6~1/12程度。

・日本の鉄道利用者はピーク時の1991年度から約30年で約2割減少

路面電車はどうかという意見が出たので、路面電車はどのようなケースで有効かについて、豊橋市、広島市を事例に説明しました。

また、Sさんから「リモートワークのできる個室のついた車両など、ユニークな車両を作って、利用客の拡大を図ってはどうか」という意見が出ました。電車自体を集客のための手段とするという、非常におもしろいアイデアです。

 

②「お金」の勉強の仕方
・以下の記事を読んで、よいと思う勉強の仕方を挙げてもらいました。


K君:小遣い帳(兄弟がやっていて、役に立っているように見える)
I君:家族で開くマネー会議
Sさん:インターネットでなく直接足を運んで買い物をする

 

1%の超富裕層が資産の37%を独占
・以下の記事を読んで、要点を発表してもらいました。


・地球上の1%の超富裕層が資産の37%を独占している。1%=約5100万人。
・最上位の2750人だけで3.5%に相当する13兆ドル超を占めている。
・下位50%(約25億人)の資産は2%にすぎない。
・上位1%が二酸化炭素の排出量の17%を占めている。
・労働収入の男女比をみると、女性の割合は35%にとどまる。

スケールの大きな話で理解が難しいので、随所に解説を挟んで進めました。

3人とも経済記事を読むスピードが上がってきています。さすがです!

 

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