小中学生向けの経済講座㉖

12月7日(月)、小中学生向けの経済講座第26を開催しました。

今回も株式投資シミュレーションの経過報告から。先週に続き、4人とも黒字で、雰囲気良好(笑)。東京ドーム(9681)が目立っています。

続いては本日のメインテーマ「年金の受取開始は何歳からがよいと思うか」。新聞記事(↓)を読んで、理由も付けて考えてくる、という課題を前回出しておきました。

<I君>
60~61歳から。いつまで生きられるか分からないので、早い段階から受け取って有効に使う。あるいは貯めて、その後に備える。

<K君>
65歳から。ふつうでよい。65歳まで働いて、その直後から受け取る。75歳ぐらいまでは元気で、そして90歳ぐらいまで生きると思う(笑)。

<Sさん>
70歳から。65歳まで働き、その後5年間はそれまでの収入で生活し、それから受け取りたい。

たまたま3人の意見が分かれました。もちろん決まった答えはありません。これは経済的思考トレーニングです。そして複雑になっている年金制度を理解するための一つの機会でした。

このテーマの関連で退職金の話をしたところ、3人とも「そんなにもらえるの!?」と驚いていました。そこで、退職金もボーナスも本来の給与の一部であることを説明しました。

「石川さんはどうするの?」と聞かれたので、「僕はサラリーマンではないから年金はないよ」と答えたら(※国民年金の話は省略)、「あーそうかぁ」という反応でした。

いろいろとディスカッションした後で、年金の受取開始年齢を決めることは人生最後の大ばくちだね、となりました。自分がいつまで生きるか分かっていれば・・・という呟きがありましたが、全くその通りで(笑)。

 

その次はオリンピック・パラリンピックのチケット払い戻しに関する以下の記事について。

払い戻し以前に、どうしてこんなにチケット代が高いのか、という話になりました。そして五輪に関する話題で大いに盛り上がりました。3人とも、以前に名古屋市が開催地として立候補し、惜しいところまで行ったということは知りませんでした。1988年…当然なことでしょうか。

今回も内容満載の経済講座となりました。

 

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