小中学生向けの経済講座⑨

小中学生向けの経済講座の第9回を行いました。

本日の最初のテーマは、ファミリーマートの株式公開買い付け(TOB)のニュースです。参加メンバーの株式(会社)に対する関心が高いため、取り上げました。

日本のコンビニエンスストア業界の現況について触れながら、なぜ伊藤忠がファミマの株式を上場廃止にしようとしているかを説明しました。

そして、株式の上場を目指して起業する人が大勢いる一方で、上場した株式を自ら非上場にするという戦略もありえることを強調しました。やや難しい内容ですが、株式の意味を考えるのに役に立つニュースでした。

続いては、中学生メンバーのI君による「コンビニ、共同配送実験へ」の記事。1番目の話題とコンビニつながりになったのは偶然です。


I君の視点はおもしろく、「なぜこの記事をページの一番右上(そのページの一番よい場所)に持ってきたのか」という疑問点の提示がありました。

それに対するSさんの私見は、「暗い記事が多い中で、積極的な明るい記事が目立つとよいからではないか」という趣旨でした。確かに一理ありますね。

コンビニ業界のビッグ3が、ライバル関係にあるにもかかわらず、協力をしようというのですから、大変目立つニュースです。また、物流業界の人手不足解消に貢献する動きでもあるので、一層注目度が上がります。

この記事を読むと、
・8月1日から1週間という、極めて短期間の実験である。
・13台のトラックを9台に減らすことができる。
・大手3社がコンビニ(全国で56,000店舗)の9割を占める。
など、いろいろな情報が得られます。

ちなみにI君は、「サンドウィッチはセブンイレブンがおいしいが、おにぎりは3社であまり差がないと思う」と、業界アナリスト的発言もしてくれました(笑)。

それ以外の記事は以下の通りです。

 

 

今回は圧倒的にコンビニエンスストアの話題が多くなりました。なぜサークルKが消えて、その多くがファミリーマートになったかも話しました。ライバルに負けないために、新商品開発の激しい競争が行われていることも話しました。

まだまだ話題がたくさんあるので、続編をやりたいと思います。

 

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