日本の伝統文化解説シリーズ②「風呂敷」

日本の伝統文化シリーズ②「風呂敷

 起源不詳ながら、奈良時代に物を包む布が使われていた可能性を示す記録がある。名前の語源は、室町時代の蒸し風呂で簀子(すのこ)の上に布を敷いたことから(現代のサウナと同じような使い方)、「風呂で敷く」→「風呂敷」となったとの説がある。

 

 江戸時代になって湯船に浸かる形式の風呂になり、江戸や上方の町で銭湯が盛んになる中、「風呂で敷く布」から「物を包む布」へと変わっていった。

 

 西洋の“bag”が決まった型の中に物を収納するのに対し、風呂敷は物の大きさや形状に合わせて臨機応変に包むことができる点、使用しない時は畳んで小さく収納できる点が大きな特徴である。

 

 環境問題に関心の高まる現代、日本人のみならず、外国人観光客の間でも人気が高まっている。素材や色、模様などが多彩で、浮世絵やアニメなどを描いた作品もあり、ファッションの面でも注目されている。

 

 

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