小中学生向けの経済講座㊱

3月1日(月)、小中学生向けの経済講座(第36)を開催しました。

株式投資シミュレーション第2弾

先週は週末に日経平均株価が1000円を超える下げとなり、全員がダメージを受けました。株式投資のリスクを知ることは非常に重要で、こういう経験ができてよいと思います。

 

I君
楽天が反発するも、残りの4銘柄が市場の暴落に飲まれ、黒字幅は縮小。543.2万円→527.7万円(先先週末の終値→先週末の終値)。

Sさん
デンソーとくら寿司が下げるも、銀行3銘柄が堅調で、4人の中で下げ幅が最も少なかった。4週連続で4人の中でトップ。562.4万円→554.8万円。

K君
5銘柄すべてがマイナス。今後の反発に期待しよう
。531.1万円→508.6万円。

石川
K君と同じく、5銘柄すべてがマイナス。連続最下位(笑)。525.7万円→505.7万円。


この日(月曜日)マーケットは大きく反発し、4人がエントリーしている20銘柄のほとんどすべてが値上がりしていることをPC画面で表示して見せた。

 

企業分析

4人が選んだ銘柄の企業分析を行う新企画の5回目。今回は伊藤忠、くら寿司、ソフトバンクG、ニトリHD(『会社四季報』データを活用)。

伊藤忠
1949年設立。平均年収1565万円は強烈。連結で約13万人もの従業員を抱える
。総資産は10兆円超、純利益(21年3月決算予想)は4200億円とデカい。配当利回りも高く、ROE(株価収益率)も高水準と、ゴージャスなデータが目白押し。改めて商社(特に日本の商社)について説明した。

くら寿司
1995年設立。回転ずしの事業100%で、多角経営の多い中でかえって目立つ。平均年齢30.7歳と若い。I君が「10月決算なのが珍しい」と指摘。よく見てるねぇ!決算期を他社とずらすと(3月決算や12月決算を避けると)、どういうメリット・デメリットがあるか説明した。

ソフトバンクG
1981年設立。資料内に「10兆円ファンド」「アリババ」「Zホールディングス」と、派手な名前が並ぶ。平均年収は1389万円と高い。総資産はなんと約35兆円!孫正義氏が保有する株式の現在価値を計算して、4兆6千億円ほどあることを確認。スーパースターです。

ニトリHD
1972年設立。会社が有名になるまでに長い道のりがあった。ニトリが似鳥さんであることを、3人とも知らなかった(勉強になったね、笑)。資料の中にある最初の2016年2月決算から2021年2月決算(予想)まで、ずっと売上も利益も増え続けていることを確認。これはすごいよねー。

今回が5回目で、データ分析に一層慣れてきました。3人ともじゃんじゃん発言してくれます。これで一巡したので(20銘柄が全部終わったので)、次回は追加リクエストのあった企業(3人の関心のある企業)を取り上げることにします。

 

本日のテーマ~新聞記事より

企業分析が盛りだくさんになってきて、このコーナーはお休みにしました。

 

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