成績の上げ方にこだわる(2)
1996年のスタート以来、「成績を上げる」という結果のみを至上命題にすることなく、そのプロセスを同じように大事にしています。
メンバーが「塾で成績を上げてもらった」ではなく、「できる限りの努力をして、困難なところはアシストしてもらいながら、自分の力で成績を上げた」という実感を持てるように努めています。
ありきたりな言い方になりますが、一人ひとりにていねいに時間と手間をかけることです。成績だけを考えるならば、すぐに「正解」を教えてしまうのが一番よい方法になります。安易に近道に導かない、じっくり待つ、本人の話に耳を傾ける…これらが大切だと考えています。忍耐が求められることもしばしばあります。
これまでの経験を踏まえて自信を持って言えることは、自分の勉強について主体的に考えるようになり、自分の考えのよい点が認められ、できた!という実感が持てるようになると、勉強がおもしろく、楽しくなってきます。そうなれば、成績は当然のように上がります。
こういったこだわりはメンバーに対し、将来自分で考え、自分で動ける人間になってほしいという願いから来ています。メンバーが大人になって、スタディクラブを振り返ったとき、「あぁ、石川さんが言っていたのはそういうことだったのか」「自分で考える習慣をつけさせてもらってよかったな」などと思ってもらえれば最高の幸せです。
※卒業メンバーの体験談をご参照ください。