小中学生向けの経済講座 第115回
1月16日(月)、小中学生向けの経済講座(第115回)を開催しました。昨年12月19日以来、約1か月ぶりでした。
①ユニクロの賃上げ
Sさんからの質問。
・ユニクロの賃上げが大きな話題になっているが、他の日本企業にも賃上げを促すにはどうしたらよいか。
ユニクロの賃上げについてネット・ニュースの記事を読み上げ、内容を確認。その上でディスカッションしました。その中で出てきた意見。
・企業の内部留保に課税する。
・賃上げした企業の法人税を減税する。
日本は資本主義の国ですから、政府が企業の給与に直接介入することはできません。賃上げをすることが企業にとって利益になるよう、税制を変えていくことによってのみ企業の行動を変えることができます。難しい内容の議論になりましたが、さすが!です。
②節電
この記事を読んで、自宅での電気やガスの利用状況について尋ねる予定でしたが、全家庭が節電のお手本のような生活を送っていて、ほとんど議論になりませんでした(笑)。よい意味で、このテーマは必要なし!
記事の本文に出てくる電照菊農家さんについては、「それは仕方ないでしょう」となりました。
③ポイ活
時々耳にする「ポイ活」についての特集記事を見つけたので、それを紹介。
こんなことがポイントになるのか!という印象です。移動計測、レシート撮影、ゲーム、食事・体重記録などについて、なぜその情報がお金(ポイント)になるのか、ディスカッションしました。A君から鋭い指摘が出て感心。
実際に、家族の中にこの記事で紹介されているようなポイ活を行っているという事例があったので(そのことにも驚きました)、興味深く話を聴きました。
④業績不振のクールジャパン機構
海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)の多額損失を報じる記事を読みました。
売り込むに値する材料は豊富にあるわけですから、ファンドの運営方法に問題があると考えざるを得ません。次回、その点について話し合うことをメンバーに伝え、お開きとしました。