小中学生向けの経済講座㊽

6月7日(月)、小中学生向けの経済講座(第48)を開催しました。

今回の主な内容は
①メンバーが興味を持ったニュース
②少子高齢化(前回の続き)
の2点です。

 

メンバーが興味を持ったニュース

Sさんから「ニュースに『B to B』という言葉が出てきたが、これは何を意味するのか」という質問が出ました。

BがBussiness(企業)、CがConsumer(消費者)であることを説明した上で、B to BB to CC to Cについて解説しました。

3人ともメルカリを知っていたので、C to Cに関しては話を進めやすかったのですが、さすがに長い解説となりました。

よく使われる用語ですので、今後経済のニュースや記事を理解するのに役に立つと思います。

 

I君からは、ニュースで電動三輪車を使ったサービスを行う会社が紹介されていた、との報告がありました。

三輪車は左右に倒れることがまずないため、高齢者が安心して乗ることができます。後ろが二輪になっていれば、後ろの荷台が大きく安定し、買い物などにも便利。これに電動機能がつけば、少々遠い場所や坂道でも苦にならず、高齢者が自分で移動するのに大変便利です。これから需要が拡大する可能性大です。

 

K君からは「老人福祉施設で働く人が高齢化しているというニュースを見て、高齢化が進み、若い人が入ってこなくなったら、経営が大変になるのでは」という感想が出ました。

現在を報じるニュースから、今後を展望するという、素晴らしい思考展開です。

実際のところ、高齢者のことは高齢者の方がよく分かるので、ある程度は入居者と年代が近い人が働いていた方がよいと思います。

そして、若い労働者は年代が上の人たちからいろいろと学ぶとよいので、程よいバランスが保たれていると理想的です。

若い人が就職先として意識できるように、学校教育で高齢者福祉についての授業を行って理解を深めるとよいという意見が出て、感心しました。

 

②少子高齢化

今回は
商売のしくみを変える
働き方を変える
についてディスカッションを行いました。2点とも中学生にとっては難しいテーマでしたが、
大量生産の見直しやテレワークなどが話題となりました。3人とも想像力を駆使して、たくさん発言してくれました。

少子高齢化は今回が最後です。ずいぶん多くの回数をかけて議論しました。やる度に知識や思考の蓄積が見られ、すごいなと思いました。継続は力なり、を改めて実感した次第です。

 

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