小中学生向けの経済講座㉟

2月22日(月)、小中学生向けの経済講座(第35)を開催しました。

株式投資シミュレーション第2弾

先週は比較的変化の少ない相場となり、4人とも小動きでした。そんな中で、Sさんが着実に黒字を増やし、3連勝!(おめでとう)。

 

I君
ZOZOが好調持続。収益率は30%を超え、全員の合計20銘柄の中でトップを快走。一方で、これまで大きく上げていた楽天が反落で、トータルは黒字微増。542.0万円→543.2万円(先先週末の終値→先週末の終値)。

Sさん
くら寿司が順調に伸びる(スタート時からずっと上がり続けている)。楽天が落ち込んだものの、銀行3銘柄も堅調で、着実に黒字を増やす。552.0万円→562.4万円。

K君
3週続けてソフトバンクGが大きく伸びる。しかしながら、
日産自動車とあさひの下落が響き、トータル微減。あさひは10%を超えるマイナス領域に入った。536.1万円→531.1万円。

石川
すべてが小動き。その中で3銘柄がプラス、2銘柄がマイナスで、トータル微増。今回も4人中最下位。523.2万円→525.7万円。

 

企業分析

4人が選んだ銘柄の企業分析を行う新企画の4回目。今回はZOZO、三井住友フィナンシャルグループ、あさひ、任天堂(『会社四季報』データを活用)。

ZOZO
2000年設立。前澤友
作氏が全株式の16.5%を保有。初回に登場した楽天と比較して、平均年齢33.3歳(34.4歳)、平均年収545万円(755万円)と格段に低い(カッコ内は楽天)。一方、楽天が赤字に陥っているのに対し、ZOZOは黒字を保っている(どころか大きく伸ばしている)。

三井住友フィナンシャルグループ
同フィナンシャルグループとしては2002年設立だが、いうまでもなく日本を代表する銀行の一つ。三菱UFJフィナンシャルグループとの比較を行い、三菱よりも若干規模が小さいが(従業員数、総資産、経常利益)、ROEや予想配当利回りは上回っていることを確認した。

あさひ
1975年設立。「街の自転車屋さん」以上のイメージがなかなか湧かない同社のデータを分析。平均年齢32.5歳と、ZOZOよりもさらに低い。売上高、利益とも、桁は低いが、赤字になることなく堅調に推移していることが分かった。自己資本比率が72.5%と大変高い。

任天堂
ゲーム機で大変よく知られているが、設立は1947年。昔はトランプや花札の製造メーカーだった。スイッチの人気爆発で、今期も増収増益。予想配当利回りが2.55%もある。平均年収は935万円と高め。

今回が4回目で、みんな企業分析に慣れてきた。同業他社との比較や、業種が違うと財務データが大きく異なる場合があることを知り、実に有益である。

 

本日のテーマ~新聞記事より

新聞記事はなかったものの、Sさんから「ANAとJALの株価回復が報道されていた」と報告があったため、両社の株価の推移を画面で表示し、さらに解説を付け加えた。株価の推移も1日、1か月、1年、5年、10年などと、期間を変えて考察した。

 

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