スプリングセミナー報告(3)英語・数学の入門講座
今回のスプリングセミナーの主なポイントの3点目は、新中学1年メンバーの英語・数学入門講座です。
<英語>
1.英語という言語に関する基礎知識
・英語とは英国人の言語である(アメリカで生まれた言語ではない)。また、教科である前に(人間が使う)言葉である。勉強するのもよいが、慣れることが大切。
・世界の多くの国・地域で英語が母国語化しているのは、英国がそれらの国・地域を支配・統治したからである。そういう歴史の結果として、現在の地球社会が存在する。
・日本人にとって、英語ができるとどのようなメリットがあるか(※ディスカッション形式、長くなるので具体的な内容は省略)。
・なぜ多くの日本人は(英語を勉強しているのに)英語を使えないのか(※説明が長くなるので具体論は省略)。
2.英語の発音練習
・アルファベットの正しい発音を反復練習(カタカナ英語との違い)
・単語(アルファベットが並んで構成された、意味を持つ固まり)の正しい発音を反復練習。アルファベットの音がつながるとどうなるか。
・英文(単語が並んでまとまった意味を表す固まり)の発音練習。リエゾン(単語を連続して発音することにより音が変わる)が起こる。
<数学>
1.数学はマイナスを使う
・マイナスを使った計算(足し算、引き算、かけ算、わり算)の反復練習
・マイナスを使った文章題(①1対1のゲームで点数を取ったり取られたり、②マイナスの気温、③商売で赤字を出してしまった!)
2.数学は文字を使う
・文字を使った計算(足し算、引き算、かけ算、わり算)の反復練習
・マイナスの計算と文字を使った計算の合体
・「円周率を使う計算が劇的に楽になる」の体験
数学の計算は一方的に解き方を教えることはせず、算数と比較しながら、どうなると全体が整合的であるか、メンバーに考えさせながら進めました。
例)4+4と4+(-4)が同じ値になるのはおかしい。また、4+(-4)と4-(-4)が同じ値になるのもおかしい。ということは?
英語も数学も、日数・時間をかけて反復ができたので、一層有意義でした。また、メンバーの反応がよく、英語の発音など、非常に活発な展開となりました。