スプリングセミナー報告(2)受験ガイダンス

今回のスプリングセミナーの主なポイントの2点目は、受験ガイダンスです。

スタディクラブは「自分の学びを自分で創ること」を重視し、メンバーが自力でできることに(私が)介入することをよしとせず、「自分で対処できる領域を広げる、あるいは深めていくこと」を大きな目標の一つとしています。

しかしながら、高校受験に関しては、どうしてもメンバーが独力で対処するには難しい要素が存在します。そこで、新中学3年メンバーに、ちょうど1年前にあたるタイミングで、受験に関する重要事項を解説することにしました。

 

1日目:受験制度全般
・推薦や2校受験、第1・2志望、合格者の決定システムなど、複雑なことで知られる愛知県の公立高校の受験制度を、資料を配布して解説。

 

2日目:国語
・全体の構成、本文の長さや問題数、記述問題の形式など。

・2019年度B日程の試験問題のうち、長文読解の大問を1問解いて、解説。出題の特徴や傾向についても説明。

 

3日目:数学
・全体の構成、問題数、出題の多い単元、少ない単元、近年において全く出題のない単元など。

・2019年度B日程の試験問題のうち、1・2年単元の問題を解き、解説。教科書の範囲から逸脱せずに、いかに難しい問題を出題するかなども説明。

 

4日目:社会
・地理、歴史、公民が、ほぼ1/3ずつ出題されることなど。

・2019年度B日程の試験問題のうち、1・2年で学習済みの単元の問題を解き、解説。特定の地域や時代に偏った出題はなく、単純な知識問題もほとんどないことを体験。

 

5日目:理科
・1~3年(タテ)と生物・化学・物理・地学(ヨコ)の構成において、バランスが配慮された出題になっていることなど。

・2019年度B日程の試験問題のうち、1・2年で学習済みの単元の問題を解き、解説。実験の説明や状況設定など、問題文が長く複雑であること、単純な知識問題がほとんどないことを体験。

 

6日目:英語
・全体の構成、本文の長さや問題数、リスニング、自由作文の形式など。

・試験問題を概観し、3年の英語をやってからでないと大部分の問題が解けないことを説明。したがって問題は一切解かず(2019年度B日程の試験問題を配布)。

 

以上の6日間に渡るガイダンスで、高校受験に関する重要事項を的確に伝えました。意識レベルが格段に上がったはずで(メンバーの頭の中であいまいだった点、意識になかったポイントをずいぶん明確にしました)、これからの学習に大いに生かしてほしい、と強く期待します。

みんな、何か疑問点が生じたら、いつでもすぐに質問してくれよ!

 

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