ウィンターセミナー③
12月27日(火)、ウィンターセミナー3日目です。
このところ暖かい日が続き、大変過ごしやすい。過度に寒いと身体に負荷がかかりますし、エアコンで部屋を暖めますと眠気を誘うような空気感になるので、大変幸いです。
本日は中学生メンバーのHさんがよい質問をいくつもしてくれました。その一つを紹介しますと、“You’re welcome.”と“It’s my pleasure.”はどのように違うのか、という内容でした。
どちらも相手から感謝の言葉を言われた時に使うフレーズで、大きな違いはありません。どちらを使ってもよいだろう、というケースは多々あります。
それを踏まえた上で違いに着目すると、“You’re welcome.”は一般的な「どういたしまして」で、日常的に、あるいはちょっとした「ありがとう」の場合でも軽く使えます。
それに対して、“It’s my pleasure.”は「あなたのお役に立てたのなら、それは私の喜びでもあります」というメッセージで、より丁寧な表現となります。ビジネスなどの場にも合いますし、大きなプレゼントをして相手に喜ばれた時には“You’re welcome.”よりも“It’s my pleasure.”の方がフィットします。
※この2つしかないわけではありません、当然ながら。
このような質問ができるHさんは「実に知的誠実さを持った人だなぁ」と感心します。テストの点数ばかり気にする人や、問題集が進めばよいなどと考えている人からは、このような質問はなかなか出ないと思います。もちろん思考がそこまで届くか、という点もあります。
以前にもこのブログで取り上げたことがありますが、Hさんはこのような質問がよく出ます。普段からそういうところで立ち止まり、「なぜ?」「どういうこと?」と考えることができるようです。
思考を深める、よい質問は僕の脳を大喜びさせてくれます。スタディクラブでの僕の口癖は「なるほど!」と「いい質問です!」だそうです。30年近く変わらず、だと思われます…。