共通テストの英語

2024年1月13・14日に共通テストが行われ、本年度の大学受験(一般受験)が始動しました。

 

いろいろと話題になっていますが、特に印象が強いのが英語です。センター試験から共通テストにシフトした際、英語は大きくモデルチェンジしました。すなわち、文法の単独問題がなくなり、全て文章や資料を読んだ上での出題となり、読ませる英文の量が格段に増えています。精読の真反対で、要領よくポイント(=設問の解答につながる場所)を見つける力が求められるようになりました。

 

本年度の英語の問題はその読ませる文章量がさらにボリュームアップしました。ただでさえ時間が足りず、それへの対応としていろいろと作戦を練って臨んだであろう受験生の大半が、試験問題を開いて戸惑ったことと思います。本年度最初の入学試験で緊張感漂う中、「精神力の勝負」の要素が一段と増したに違いありません。

 

私大の一般入試とも、国公立の2次試験とも異なる、「共通テストの英語」という特殊な受験科目があるわけですが、これに振り回される受験生が増えていないことを願います。特に足切りのある大学や、理系が得意でありながら英語は苦手だという受験生のケースです。前者の場合、できるだけ2次試験で決着がつく形が望ましいと思いますし、後者の場合は数学や物理・化学などで勝負できる状況を理想と考えます。

 

いつの時代も受験制度による有利不利が存在します。今年度の英語の出題が有利に働いた受験生がいるのも事実ですが、心情としてはどうしても不利を被った受験生を心配してしまいます。そのような考え方は甘いでしょうか。大学入試のあり方の一つとして、共通テストの英語の問題はどのようなものであるべきか、改めて考えさせられています。

 

 

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