日本の伝統文化解説シリーズ①「懐石料理と会席料理」

日本の伝統文化シリーズ①「懐石料理と会席料理

 懐石料理は、本来はお茶会の主催者が来客をもてなす料理のこと。お茶を味わう前の質素な食事であり、茶道の心である侘び・寂びを料理として表現する。茶室に収まる人数でいただき、飯と汁は最初に提供される。成立は安土桃山時代で、千利休の頃とされる。

 

 会席料理は、宴会などで出される華やかな料理。懐石料理と同じく一汁三菜を基本とするが、飯と汁は食事の最後に提供される。懐石料理がお茶を嗜むための食事であるのに対し、会席料理はお酒と一緒に食事を楽しむもので、大人数でいただく。成立は江戸時代で、浅草の「八百善」がよく知られている。

 

 懐石料理と会席料理は読みが一緒であることもあり、しばしば混同されるが、元々は完全に別物だった。現代では、それぞれの料理店がアレンジして提供するため、いろいろなパターンができている。

 

 

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