小中学生向けの経済講座 第83回
4月18日(月)、小中学生向けの経済講座(第83回)を開催しました。
①最近の円安ドル高
Sさんから「最近、円安ドル高のニュースをよく見るが、何が理由なのか知りたい」との質問が出ました。
ちょうど取り上げようと思っていたテーマで、資料を用意していました。ナイス・タイミング!
この記事を元にして、米国の金融政策(=ゼロ金利解除)が円安ドル高進行の大きな理由になっていることを説明。専門性の高い内容なので、そのメカニズムを詳しく解説しました。
その他に、
・米連邦準備制度理事会、欧州中央銀行、英イングランド銀行とは
・円安で輸入物価が上昇するのはなぜか
・スタグフレーションとは
・「悪いインフレ」「よいインフレ」とは
などについて補足説明しました。
②愛知県の地価
2022年1月1日時点の公示地価について、下の新聞記事を読みながら、ポイントを探っていきました。
・名古屋が一番高く、住宅地の最高額は157万円(1㎡あたり)、商業地の最高額は1850万円(同)。
・上昇率でみると、住宅地に関しては安城が一番高い。安城は名古屋駅から30㎞圏で、他の30㎞圏の地域と比べて、地価が突出して高い。
・安城以外にも、西三河地域(刈谷、知立)の上昇率が高く、トヨタグループの好調さが反映されているとみられる。
この記事に関しては、要点を箇条書きで書き出し、それを発表する、という形式をとりました。ポイントを抽出する力、書く力の向上を意図しています。
<おまけ>
前回お休みになってしまったSさんから、近況として、卓球の専門ショップでラバーを張り替えてもらった話を聞かせてもらいました。Sさんの説明が上手で、細かいことまでよく分かりました。
スタディクラブの経済講座は単に経済の勉強をするだけでなく、プレゼンテーションやコミュニケーションの能力を磨く場にもなります。