小中学生向けの経済講座 第65回
10月25日(月)、小中学生向けの経済講座(第65回)を開催しました。
今回の主な内容
①メンバーの気になった記事
②前回出した課題
③スタディクラブからの記事紹介
①メンバーの気になった記事
I君からの記事紹介。テーマは「巨大3Dプリンター」
最大で縦、横、高さ、それぞれ3mの物を作れるとのこと。京都のベンチャー企業の開発で、商品名が「茶室」と洒落ている。価格は約4000万円!
これを使ってどんなものを作るか、たくさんディスカッションしました。I君は資源の有効利用(プラスチックのリサイクル)まで考えていて、本当にすごい。
②前回出した課題
「下の記事を読んで、おもしろいと感じる点を発表してください。」
まず「オウム真理教事件とはどういう事件ですか?」という質問が出たので、説明しました。実は、僕はこの事件のあった日、地下鉄千代田線のサリンの蒔かれた列車の3本前の列車に乗っていて(勤務先のシンクタンクが大手町)、後でゾッとしたことを覚えています。
次に、「首都圏の新築マンション平均価格は、ピーク時の1990年は6,123万円だった」ことや、それが「2002年までに2000万円超も下落」したことへの驚きの声が出ました。
それから、日経平均株価のバブル後の最安値が7054円だったこと、今では年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や日本銀行が株式を買い支えていること、などへのコメントや質問が出ました。
③スタディクラブからの記事紹介
今回は、2021年の都道府県別基準地価(商業地)の一覧表を取り上げました。昨年(2020年)も取り上げましたので、1年ぶりの「復習」です。
1㎡当たりの地価は、東京(銀座)が3,950万円でずば抜けて高く、改めて全員が驚き。当然ながら、1㎡の土地では何の商売もできません。
地元名古屋(名古屋駅前)は1,840万円で、横浜の1,600万円より高く、これにも全員が驚いていました。
大阪(北区)は2,250万円で、日本No.2の貫禄。一方、京都は675万円、奈良は81万円で、「思ったほど高くない」と意外な表情。知名度で地価が決まるわけではないことが分かりました。
札幌(400万円)、仙台(391万円)、神戸(620万円)、広島(309万円)、福岡(850万円)と、地方中枢都市レベルを比べると、福岡が頭一つ抜きんでていることがはっきりと分かりました。
このコーナーはK君の反応が大変よく、やりがいがありました。
※各都道府県内の最も高い地価で比較。
<特別コーナー>
Sさんが最近購入した本を紹介してくれました。
説明も含めて、めちゃめちゃおもしろかった!Sさん、ありがとう。