小中学生向けの経済講座 第57回

8月25日(水)、小中学生向けの経済講座(第57回)を開催しました。

今回の主な内容
①メンバーが興味を持ったニュース
②特別テーマ:オイルショック

 

⓵メンバーが興味を持ったニュース

Sさんから「みずほ銀行のシステムトラブルの記事を読んで、前にも何度か同じようなニュースを見た覚えがあり、これでみずほ銀行はやっていけるのか」という質問が出ました。

さすがにやっていけるかどうかは、簡単には判断できません(笑)。これほどの大企業でどうして同じようなトラブルが繰り返されるのか、外側からは分からない、とコメントしました。

3大メガバンクについて解説しました。新聞やテレビではなかなか報道されないトピックも少し入れました。

銀行のシステムについて解説しました。説明すればするほど、どうして同一銀行でシステムトラブルが何度も起こるか、分からなくなってきます。

自分自身がシンクタンク時代に経験した、レアなメガバンク(当時の都市銀行)に関わる体験を話しました。これはおまけです。

 

②特別テーマ:オイルショック

今回も3人が調べてきた内容を元に、話を進めてきました。3人の発表の主な内容は次の通りです。

・第1次は1973~1974年、第2次は1978~1980年。
・第1次は中東戦争が引き金、第2次はイラン革命やイラン・イラク戦争が原因となった。
・原油価格が約4倍になり、エネルギーや物資の不足が起こり、世界経済の混乱をもたらした。

以上を元に、解説を始めました。中東戦争やイラン革命、イラン・イラク戦争を理解するために、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教に関する基礎知識を説明しました。3人ともイスラエルという国の現実に大変驚いていました。ここでかなりの時間を使いました。

その後、オイルショック後の日本の政策に話が及び、エネルギー源の多様化についてディスカッションしました。太陽光、風力、原子力、地熱などのメリット・デメリットについてどんどん発言してもらい、理解を深めることができました。

その上で、こちらから天然ガスやメタンハイドレートを紹介し、次回のテーマはこれらを深掘りするということで、「新しいエネルギー源」としました。これまた楽しみです!

 

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