小中学生向けの経済講座 第129回
5月8日(月)、小中学生向けの経済講座(第129回)を開催しました。
①チャットGPT はらむ危険
第127回で紹介したチャットGPTを再び取り上げます。その危険性について報じる記事です。
記事のポイントは以下の通り。
・イタリア政府は一時禁止とした。
・誤った情報・古い情報が提供されることもある。
・考える力を奪う可能性がある。
・個人情報の漏洩につながる危険性がある。
内容を確認した上で、ディスカッションを行いました。
「(記事中に出てくる)イーロン・マスクとはどんな人ですか」という質問が出たので、「おいおい!」とツッコミながら(これまでに幾度となく触れてきたので)、電気自動車やTwitterなどと絡めて改めて説明。
イタリアはコオロギ食も禁止していることを補足説明しました。チャットGPTにしろ、コオロギ食にしろ、報道を真に受けるのではなく、プラスとマイナスの両面から。自分の頭で考える姿勢を持つことが大切です。
②再論:食品価格の上昇
何度も取り上げてきたこのテーマですが、この2年間で何がどのぐらい高くなったかを紹介する記事があったので、それを使って改めて考察してみました。
各自で通読の上、記事から分かることや意見を自由に発表してもらいました。
A君からの「僕の家はほとんど和食だから、あまり影響を受けていないと思う」とのコメントが印象的でした。日本の伝統的な食生活を送る家であれば、このグローバリズムからの物価高の影響をより小さく抑えることができている!
③外国人旅行者認知度 東海イマイチ
もう一つ、フリーディスカッションのテーマ。
名古屋をはじめとする東海地方は、ディズニーやUSJのようなアミューズメント・パークがないのが弱い、との意見で皆一致しました。
大規模な体験型であることがポイントで、Sさんから「漫画・アニメの大型テーマ・パークがよいと思う」との意見が出されました。確かに、国内旅行者も外国からの観光客も、両方たくさん集客できそうです。
④フリマアプリ シニアに浸透
メルカリの宣伝広告のような記事。
世代別購入カテゴリーTOP3の60代・70代以上の欄を見て、大いにウケていました。観葉植物、KーPOP…。
断捨離をする世代がメルカリやネット・オークションに進出してくると、市場が一層大きくなりそうに感じました。「要らないから処分する」から「リーズナブルな価格で欲しい人の手に渡る」に変わっていくことは、物を大切にする点でも好ましいと思います。
⑤台湾ラーメン
最後は読み物コーナーです。
尾張で生まれ育った彼らでも、なぜ台湾ラーメンが名古屋名物なのかは知らない、とのことでした。こんな物語があったのだということが分かってよかったと思います。