小中学生向けの経済講座 第107回
10月31日(月)、小中学生向けの経済講座(第107回)を開催しました。
①ファミリーマートが日用品を値下げ
Sさんより「ファミリーマートが日用品の値下げをするという記事を見たが、その目的は? また、今はどこでも値上げという状況なのに、どうして値下げが可能なのか?」という質問が出ました。ナイス着眼!
そこでディスカッション。1点目については、
・コンビニは日用品は高いというイメージを変えるため。
・値上げの多い局面だからこそ、値下げをすると消費者にアピールできる。
・食料品の利益が抑えられるとしたら、その分を日用品でカバーするため。
といった意見が出てきました。どれも素晴らしい。経済(経営)頭脳が働いている。
2点目については、元々がスーパーや薬局に比べて高いので、値段を下げる余地はあるだろう、ということで落ち着きました。
②画期的フードドライブ
ファミリーマートつながりで次の話題へ。愛知県日進市のファミリーマートと市民団体が、フードドライブとフードパントリーをつなげて、画期的な仕組みを作り上げたお話。
この記事を読んでフリーディスカッション。話題になったのは
・どうしてそんなに食料品が集まるのか(※この点は解説しました)。
・食料品の保管が追加の負担にならないコンビニを利用するのは上手い方法。
・メッセージのやりとりなど、心の温かさまで生まれている点が素晴らしい。
などでした。全員が「フードドライブ」「フードパントリー」を知らなかったので、よい機会になりました。
③漫画・アニメ制作 国境を越え
漫画、アニメといえば、日本の独壇場のような感がありますが、新しい動きもあるという紹介記事です。
日本で漫画やアニメを学んだ中国人が本国に帰り、新規事業を立ち上げているようです。紙媒体でなく、スマホアプリを活用しての作品発表となっている点が特徴。
K君が、好きな漫画を単行本ではなく、アプリで読んでいると教えてくれました。その方が安価だそうです。未来の漫画はどうなるでしょうか。