小中学生向けの経済講座㉜
2月1日(月)、小中学生向けの経済講座(第32回)を開催しました。
<株式投資シミュレーション第2弾>
先週末、日本株の相場が大きく下げたため、全員が評価額を下げました。個別銘柄の材料とは別に、相場全体に大きく左右されることがある、という勉強になりました。
I君
4人の中では比較的堅調。大きく下げた銘柄がなく、黒字を保った。512万円→505.4万円(先先週末の終値→先週末の終値)。
経済講座の当日、なんとZOZOがストップ高。I君はシミュレーション第1弾に続き、2度目のストップ高(前回は東京ドーム)。めったに起きないストップ高に、1人で2度も遭遇!
Sさん
くら寿司が好調だが、5銘柄中3銘柄を占める銀行株が続落し、マイナス領域へ。500.9万円→491.9万円。
K君
5銘柄中2銘柄を占めるハム株(日本ハムとプリマハム)が上昇し、4人の中で前週比の下げ幅が一番少なかった。497.1万円→492.5万円。
石川
資生堂、任天堂、ニトリHDと3銘柄が大きくマイナスし、トータルの下落は4人中最大。505.2万円→492.9万円。
<新企画:企業分析>
4人が選んだ銘柄の企業分析を行う新企画。今日から5回に渡って実施。初回は楽天、デンソー、日産自動車、資生堂。『会社四季報』データを活用。
楽天
1997年設立。社内英語公用化。2019年に携帯電話事業に参入し、そのコスト負担が現在の株価の重しに。平均年齢34.4歳と若い(当然か、笑)。直近の業績と見通しを数値で確認した。
デンソー
1949年設立。本社は言わずと知れた刈谷市。自動車部品で世界第2位。2022年度に向けて業績回復が見込まれていることを数値で確認し、同時にこのことはすでに株価に織り込まれていると説明。
日産自動車
1933年設立。自動車メーカーとして、トヨタよりも先であることを説明。平均年齢41.4歳(平均年齢は40代前半が一般的で、楽天の若さがよく分かる)。直近の業績と見通しを数値で確認。落ち込んでいる分、そこにはチャンスの可能性がある、と投資家は考えていると説明。大口株主ルノー(43.4%)。
資生堂
1927年設立。中国での資生堂人気はすごいものの、コロナ禍で業績が悪化。
<本日のテーマ~新聞記事より>
I君が持参してくれた「給与の電子マネー払いを認めるかどうかの議論が厚生労働省内で本格化した」との記事。たくさんの意見や質問が出て、それらに対してコメントや説明を行いながら、メリットや問題点を確認しました。
内容はあまりにも多岐に渡るため省略しますが、電子マネーの本質に迫る、大変よいディスカッションとなりました。