小中学生向けの経済講座㉒
11月2日(月)、小中学生向けの経済講座第22回を開催しました。10月に体験学習で参加していたK君(小学6年生)が正式入会で今日も3名、のはずだったのですが、やむえない事情により欠席となり、大変残念でした。
まずは株式投資シミュレーションの経過報告。先週は米国の大統領選を材料に、売りが優勢でした。メンバーのみんながセレクトした銘柄も大部分が下落。日本の株式相場が外国の大統領選挙の見通しに左右されるという現実を考察しました。
次は地価について。今年の基準地価が発表されたので、具体的な数字を追ってみました。
日本で最も地価が高いのが東京都中央区銀座です。下表を見ると、「410000」という数字が出ています。「これは1㎡の金額だよ」と言うと、「41万円!」と驚くので、「いやいや、この価格の単位は百円なんだ、つまりあと2つ0をつけて…」と返すと、唖然とした表情。無理もありません、1㎡なんて住むことも商売もできません。それが4100万円の価値を持つ。ここから少し地価の説明をしました。
そして、名古屋で最も地価が高い名駅前が1750万円、豊明市の各所の地価が10~15万円であることを確認しました。
株価、地価と、数字の話で且つ難しい話が続いたので、次はソフトな話題。「マスク 今やファッションに」というタイトルのついた特集記事を読んでディスカッション。
10万円のマスクには驚きましたが、Sさん(小学生メンバー)は「10万円は別として、何千円ぐらいの値段であれば、おしゃれな物ならけっこう売れるのでは」と冷静なコメントを発しました(さすが!)。
I君(中学生メンバー)の「マスクに漢字を一文字デザインして、同じく漢字が一文字書かれたTシャツとセットにすれば、熟語の勉強になり、新しい熟語を生み出して遊べるし、外国人にウケてたくさん売れるかもしれない」という意見も発想力が豊かです。
最後に次回予告。今週は米国の大統領選挙があるので、それによって株式相場がどのような動きをしたか検証します。意識して報道をチェックしておいてください。