小中学生向けの経済講座④
小中学生向けの経済講座の第4回を行いました。
※本講座に関する詳細はこちらをご覧ください。
今回は前回の復習からスタート。
Q:インフレーションで得する人、損する人はどんな人?
A:メンバーからの回答 + 私からの説明
<得をする人>
・どれだけ物価が上がっても買える人(優越感)
・固定資産(土地や建物)を所有している人
・株式や貴金属を所有している人
・お金を借りている人
<損をする人>
・現金を持っている人
・輸出業者(物価上昇分を価格転嫁できないケース)
・お金を貸している人
・年金生活者
次は、中学生メンバーI君の紹介記事。
I君の興味は「リニア開業遅れ」ではなく、「若返る経営」の方(笑)。JR東海の取締役の平均年齢が66.4歳から62.6歳になったことを「若返る」と強調するのはどうしてか、という質問でした。毎回着眼がおもしろい!
JR東海がどういう企業かを説明し、それゆえにこの「若返り」がニュースになるんだよ、ということを説明しました(具体的な話は長くなるので省略)。
続いて、小学生メンバーのSさんから、今朝見たTVニュースについて。
「イタリアで教会に飾られている古い絵画を修復したところ、却ってひどい絵になってしまい、それを見ようとたくさんの人が集まってきている」というニュース。
このニュースに脳のアンテナが反応するというところがスゴイ!(自分の小学校時代には考えられない)
キリスト教や、キリスト教と芸術の関係を説明し、ここは経済講座というより宗教講座の様相。世界人口のおよそ3分の1はキリスト教徒であると言われ、キリスト教への理解は必須です。
最後に私から。
①コロナ・ウイルス問題が解決していないのに、株価がジワジワ上昇してきているのはなぜか。
②中華人民共和国の低所得層、所得格差
①②とも、具体的な話は長くなるので省略します。
どのテーマに対しても、積極的な発言、ユニークな視点が次から次へと出され、大いに感心し、時に触発されます。
次回も楽しみにしています!