学校の先生から「分からない」と言われた…という話
中学3年生のお子さん(※スタディクラブのメンバーではない)を持つ保護者の方が「学校の3者面談で、具体的な志望校の名前を出したが、その中学校からその高校に進学した例がないので(合否の可能性が)分からない、と先生から言われてしまった」と仰っているのを、たまたま耳にしました。
中学校はいびつな制度のおかげで、しっかりした受験ガイドをするだけの十分なデータを持ち合わせていません。中学で3年生の担任の先生は本当に大変で、全くおかしなことです。
スタディクラブのサマーセミナー(夏休み期間の特別学習)がちょうど終わって、個人的にはOFFモードでしたが、困っていらっしゃるようでしたので、もしよろしければと声掛けしてみました。
高校の名前を伺ったところ、名古屋でスタディクラブを開いていた時にその高校の生徒がメンバーだったことがある、馴染みのある学校でした。さらに資料を調べてみたところ、ある程度まとまったデータが得られたので、場を設けて説明することにしました。
公立高校なので、内申点と当日の得点でほぼ合否が決まります。内申点と偏差値から合否の可能性を判断するデータ表(世の中に公表されていない)を示しながら、まず内申点を伺うと、その高校に合格できる最低ラインと思われる値より確実に高いスコアでした。
次に、模試を受けたことがないので偏差値は分からないということでしたので、学校のテストでの相対的な位置(5科目の総合で何人中の何番ぐらいか)を尋ねると、仮にその学校が愛知県の平均的な中学であるならば、合格者の最低偏差値より6~7ポイント上の水準にありそうでした。
結果、内申点と偏差値の両面から、今のところ合格に向けて視界良好のポジションにいると判断できます、とお伝えしました。
その上で、学校のテストと偏差値(入試での得点力)は必ずしもイコールではないので、模試を受けるとより精度の高い判断ができますよ、と付け加えました。
さらに、ここからの局面では、過去問を解いて、愛知県の公立高校の入学試験に慣れていくことが必要だと思います、とお話ししました(出題形式が非常にはっきりしている)。
その他、その学校について知っていることなどをお話ししました。細かい点は省略しますが、現在のポジションが良好であることが客観的に分かったことなど、大変喜んでいただけました。私もお役に立てて幸いでした。