“サマーセミナー”始まりました

今年はコロナ・ウイルスのために夏休みが変則的になり、例年行っているサマーセミナーは実施しないことに決めました。

ただし、受験学年のメンバーは、やっておいた方がよいこと、やるべきことがあるので、日中の時間を使って特別セミナーを組んでいます。

今日は中学3年メンバーのセミナー初日でした。入試問題の過去問などを使っての実践演習です。

<国語>
①随筆:言葉について
②論説文:グローバル化における文化発信
③漢文:「韓非子」より

①~③について、読解の手順を解説し、記述・選択問題の正解の導き方を確認。すべて本文の中に手掛かりがあり、そこから判断する。決して自分で考えて(思考を発展させて)答えを作ってはいけないことを強調しました。入学試験は“おりこうさんコンテスト”です。

<数学>
3年1学期までの(平方根まで)範囲で作られた問題を使用。小問に加えて、方程式、三角形の合同、確率、1次関数、角度、面積、体積などが出題。

2次方程式や2次関数が入っていないので、本格的な入試問題の一歩手前という印象だが、それでもずいぶん前にやって忘れかけている単元の問題など、やる意味の大きい問題が並ぶ。

難問を含め、格闘(誰もできない問題があった)。

<社会>
こちらも数学同様、3年1学期までの範囲。すなわち公民は入らず、歴史と地理が半分ずつ。

歴史は、かなりの割合が近現代史から出題されていて、比較的最近学習したところなので、解きやすかったように見えた。

地理は、日本地理が、データを見て、東京、神奈川、埼玉、静岡、新潟、長野、山梨を区別する問題と、地形図の読み取り。世界地理が、データを見て、イタリア、エジプト、タイ、メキシコを区別する問題と、時差を絡めた問題。


どの科目も、できた・できなかったの○×もさることながら、できなかったところ、曖昧なところの復習が生命線。できるものができたところで、それは前進を意味しない。できないものができるようになって、受験対策の意味が生じる。

また、正解しても、考え方がスマートでなかったり、余分な時間がかかっているものは改善の余地あり。さらに、正解にならなかった選択肢の中にも重要ポイントがあり、今後どこかで出題の可能性がある。それらが曖昧なら、復習の重要度が増します。

解説を聴いて分かった気にならず、自宅に持ち帰って“リプレイ検証”することだ。自分一人でポイントをスムーズに説明できればOK。それができるまで繰り返す。分からなくなったら、何度でも質問する。

夏休みは、これを大掛かりに実行することができる、ビッグ・チャンスだよね。

 

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