アリッサ、日本語と格闘する
我が家にホームステイしているアリッサ(アメリカ人大学生)から日本語の質問を受けた。
動詞の肯定形、否定形、さらに過去形とその否定形が分かりにくいと。
例を挙げると、
・食べる(肯定形)→食べない(否定形)
・食べた(過去形)→食べなかった(その否定形)
このような変化が分かりにくく、テストの時に混乱して思考が止まってしまったそうです(※このような場合、日本人は「頭が真っ白になってしまった」と言う)。
そこで上記のように並べて、過去形の否定形は「食べない」の「い」を外して「かった」を付ければよいと教えたら、あっそうか!とよい反応がありました。
とは言いながら、実際はそこにたどり着くまでが大変です。
日本語の動詞は活用のパターンが5種類あって、これを覚えないと否定形(未然形)を作るときに混乱してしまいます。
①五段活用:書く(終止形)→書かない(未然形)
②上一段活用:起きる(終止形)→起きない(未然形)
③下一段活用:乗せる(終止形)→乗せない(未然形)
④カ行変格活用:来る(終止形)→来ない(未然形)
⑤サ行変格活用:する(終止形)→しない(未然形)
さらに過去形を作る際に音便が発生することがあります。これは3つ。
①イ音便:歩く→歩いた(歩きた)
②ウ音便:打つ→打った(打ちた)
③撥音便:飛ぶ→飛んだ(飛びだ)
この辺りが大変だよねとアリッサに話しながら、英語の過去形は不規則変化だらけなので、まだ日本語の方がマシかと思いました(笑)。
でも、否定文の作り方は負けますね。英語はdon’t、doesn’t、didn’tを付けるだけだ…ブラボー。
ホームステイの間に、アリッサに日本語を教えて、英語を教えてもらおう。give and takeだよ!