美術大学進学のため一般的な予備校ではなく画塾に通っていたのですが、2年次に苦手だった数学の成績がどんどん周りから引き離されてしまいました。このままでは入試も危ない!ということで補習授業をしてくれる塾を探していたところ、友人が紹介してくれたのがスタディクラブでした。

 

部屋に入るとリビングに大きな机があり、机を囲む生徒たちはそれぞれに違う科目のページを開いていて進めるスピードも様々。当時はかわいい猫が2匹いて、みんな休憩中に撫でてリラックスしているようでした。生徒同士で成績を競わせたり、焦らせるようなことは一切なく、その人のレベルに合わせて石川さんが課題を組んでくださいます。

 

3年に上がったとき、センター試験を倫理で受けたいと相談しました。そのとき他に倫理の補習をしている人はいなかったと思いますが、マイナー教科にも石川さんは対応してくださり、数学と倫理の勉強時間配分も管理して進めてくださいました(現役合格できました!)。

 

というのが勉強面の体験談ですが、スタディクラブに通う醍醐味は他にあります。まずサイトのプロフィールからも垣間見ることができますが、石川さんは本当に”物知り”でいらっしゃる。スポーツが好き、歴史が好き、音楽が好き、ダンスが好き・・・様々な背景を持った生徒たちが集まってきますが(塾の性質上、専門的に頑張っているものがある人が少なくなかった)、どんな人とも深い知識を持って話せる方なのでこちらの視野が広がります。

 

アートが好きな私には「こんな本があるよ」と紹介してくださったり、逆に私に「もっと知りたいから」とアートのことを質問されたり。学校の先生とは生まれない、もう少しディープな会話が生まれて、そんな石川さんが繋げてくださる他の生徒さんやスタッフの皆さんとのコミュニケーションも同様にとにかくおもしろい。

 

そもそも「”先生”と呼ばないでほしい」と仰るので、この塾ではみんな「石川さん」と呼ぶわけです。上にも下にも人を作らないお人柄が生むチカラなのでしょうか?ふつうの塾じゃないオモシロがあるんです。そのお陰で勉強が嫌にならなかったうえに、ものの捉え方や何をおもしろいと思うかなど勉強以外の面で自分が形成された場所になったと振り返ります。

 

実績と不思議な魅力を兼ね備えた塾です。いろいろ書きましたが”ゆるい”のとは違います。名門に進学した方も多くいらっしゃいます。それにちゃんと叱ることもありますから(笑)。

 

百聞は一見にしかず、です。兎にも角にも一度体験してみてください。

 

(注)高田さんとは美大に進学してからも交流が続き、多くの刺激をいただきました。このホームページの中で似顔絵も描いてくれています。重ねてお礼申し上げます(石川談)。

 

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