私が石川さんの主宰するスタディクラブにお世話になっていたのは中学生の時分、20年前のことだ。
今回東北地方の旅の道中にこの体験談執筆の依頼を石川さんから受けた。スタディクラブの空間、共に通った友人、石川さんとの会話等を思い返すと感慨深いものがある。
とはいうものの、言葉でその時の想い出を一つ一つ共有するのも何か違和感を感じるので、いま私がスタディクラブや石川さんに感じることを書こうと思う。
当時、自分にはスタディクラブは塾というカテゴリーで把握されていなかった。大きな括りでは、中学受験、高校受験に対応してくれるということで塾であると認識されていいはずだったが、周囲の友人が通う他の塾の様子の話を聞いてもスタディクラブの様子、時間は明らかに異なっているようだった。
スタディクラブに通うにあたり親子面談をすること、石川さんを先生と呼ばずに「さん」付けでよいということ、各々が自分で選択した科目の自主学習に赴くことで訪れるなんとも言えないしーんと静まりかえる時間、ほどよく空間に張りつめる緊張感等々。
新設されたRiver of Dreamsのホームページを拝見し、そこに書かれている文言を読んで、上記の私が塾と感じなかったスタディクラブの雰囲気が石川さんの根幹にある想いの表れだったことを20年たった現在、改めて認識した。
対等であるということ、人として付き合おうとしていること、そういうことを石川さんは大切にされていたように思う。そして今も大切にされているのだと感じる。
もし今あなたが、石川さんのスタディクラブへの関心でこの体験談を読んでいるとしたら、いちど石川さんに直接会って話されたらいいと思う。面と向かって話してみて、そしたらちゃんと向き合ってくれる人です。
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