4年半前の9月。私が石川さんと初めてお会いした時を忘れることはないでしょう。

 

中学2年生の当時、何か高みを目指せるものが欲しいと思っていました。一学期の中間テストで、かつてない好成績を収めた時、勉強を頑張ってみようかなと思いました。しかし、国語が安定しないという壁があり、既に苦手意識もあったので、どうしたものかと悩んだものです。


その時、小学生時代からの友人の勧めでスタディクラブを知りました。初めての面談における石川さんの印象は、「話しやすい方」でした。厳格でもなく、軽過ぎるわけでもない、言葉を信用していい人なのだなと思いました。(当時の私にそこまで人を分析する能力はなく、今思えばではあります。)


国語をどうにかしたいと相談していたので、最初は国語の読解のレッスンから始まりました。しかししばらくして、予想外のことが発覚しました。私は学校のテストの国語で点数が取れていないだけで、読解そのものが苦手ではないということが分かったのです。あとは学校のテストに合わせてテスト期間に勉強するだけとなり、苦手意識を抱くこともなくなりました。これにて一件落着•••••ではあるのですが、国語のレッスンが終わり、完全自主の形に移ってからが本当の始まりでもありました。

 

元々私は、小学生時代から歴史が好きだったのですが、学校の先生も含めてあまり話ができる人がおらず、いつの間にか面白ささえも忘れていました。その中で、テスト勉強をしていた時、歴史に関する質問をした後、石川さんの方から補足と言って全く知らなかったことを教えて頂きました。その後も質問をする内に、少し長めの会話をすることも多くなりました。以前は歴史の話をすると、先生さえもちょっとごめんと言ってどこかに行ってしまうこともありました。しかし、石川さんは正面から受け止めてくれただけでなく、時には石川さんの方から話を振ってくれ、更には知識で圧倒してくれました。この衝撃と興奮は今でも鮮明に覚えています。

 

こうして歴史の面白さを思い出し、中学3年に上がると公民も始まり更に社会科の勉強が楽しくなりました。その内に高校受験も近くなり、どうせなら他教科も頑張ってみようと思うようになりました。

 

高校進学後も、石川さんが変わらず丁寧に質問に応じてくださったこともあり、学校の勉強を楽しむことができたのみならず、いつのまにか私は「知」を探求する学問の道を志すようになりました。高校時代の学問関係で特に心に残っているのは、3年生の時の倫理の授業で課された簡単な小論文を見て、コメントを頂いていたことです。日本語の能力の向上は勿論、受験期に大学合格には関係ないことであるにも関わらず、石川さんに真摯に対応して頂けたことは、大きな精神的支えになっていました。

 

この春から進学する大学を志望するにあたって、石川さんからは大きな影響を受けました。私は人の実力を尊敬することはあっても、その人の人格までも尊敬することはなかなかありません。そんな私が、実力は勿論、人格も尊敬する方と同じステージを見てみたいと思い、石川さんの下で一年半の受験勉強の末に、非常に光栄なことに合格を掴むことができました。

 

石川さんとの出会いは間違いなく私の人生における大きなターニングポイントであったと確信しています。既に入会している方にとっても、これから入会する方にとっても、スタディクラブでの学習が皆さんの人生にとって意味のあるものとなることを願っています。

 

※以上私のスタディクラブでの体験談及び石川さんへの感謝を書かせていただきました。一見過剰ともとられてしまうかもしれませんが、全てが私の偽りなき心からの言葉であるとどうか信頼していただきますようお願い致します。