4月28日は何の日?

本日、4月28日は日本の独立回復記念日です。

手元にある中学の教科書(東京書籍)には「1952年4月28日、サンフランシスコ平和条約が発効し、日本は独立を回復しました」とあります。

多くの日本人は1945年8月15日を終戦記念日と考えているようですが、この考えは国際的には通用しません。8月15日は天皇陛下が「日本国の降伏」を玉音放送で国民に伝えた日で、相手国からすれば「ただそれだけ」のことです。

負けた側が「負けました」と降参するだけでは、戦争は終わりません。紛れもなく、日本の敗戦が確定したのは1945年9月2日で(戦艦ミズーリ号で降伏文書に調印)、米国の戦勝記念日はこの日です(米国の考えだから正しいということではなく、国際法に照らして考えれば自然にそうなる、ということ)。

ここから日本はGHQの占領下におかれました。すなわち、1945年9月2日から1952年4月28日まで、日本は独立国ではなく、国際法的には1952年4月28日にようやく戦争が終結したということです。

2015年に「戦後70年」という言われ方をしましたが、海外の人と話す時、この考えは通用しません。正しい「戦後70年」は2022年です。

8・15だけが強く日本人の脳に焼き付けられ、それは天皇陛下がいかに大きな存在であるかを端的に示すものですが、9・2とともに、4・28も日本人が日本国について深く考えるための重要ナンバーではないでしょうか。

 

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