2025年度 愛知県公立高校入試:理科
2025年2月26日に行われた、愛知県公立高校入試の理科の問題について書き記します。
理科は単元ごとの出題となるため、どの単元から出題されるか(されたか)という話をすることができます。他科目と異なる、大きな特徴です。
理科は生物、化学、物理、地学の4つに分かれます。愛知県の公立高校入試問題は毎年、この4つの単元から大問と小問が1つずつ出題されます。
今年は、
生物 大問:遺伝、小問:顕微鏡の使い方
化学 大問:酸化銅の還元、小問:密度
物理 大問:電流と発熱、小問:光(凸レンズ)
地学 大問:地層、小問:太陽と地球
という出題でした。
受験に先立って、スタディクラブのメンバーに対し、“ここ数年の出題から考えて、大問としてマークすべき”と伝えた単元は以下の通りです。
生物 植物、遺伝・細胞
化学 酸化もしくは還元、イオン・電池
物理 電流
地学 地震、地層(柱状図含む)
この予想は特別なものではありません。最近の入試で出題のない単元を抜き出していけば、おおよそこのようになります(細かな傾向分析が多少はありますが)。
両者を比べてみると、本年度の試験はオーソドックスな予想の範囲から出題されたことがよく分かると思います。
※毎年このようになるわけではありません。裏をかかれることもあります。むしろ、今年のように全部がほとんど表のまま出題されることは珍しいといえます。
実際はもう少し細かい話をしていますので、よりズバリ当たったという問題と、いくつか挙げた中から出たという問題があります。
もちろん全範囲をきちんと網羅した上でとなりますが、今年の理科の問題は直前の準備がしやすく、その準備が報われやすい出題になりました。