2学期完走の感想:高校生編
<高校生編>
高校生は小中学生以上に、人によって取り組むことが異なりますので、一層おもしろくなってきます。
1人だけ例を挙げますと、2年生メンバーのI君に現代文と英語の文章読解を勧めました。
現代文の文章読解は、①本文を書いている著者の主張や論理を正確に読み取る、②問題を作成した出題者の意図を掴んで正解を導く、の2段階に分かれます。
良質の問題で構成され、解説が豊富な初級問題集を2冊紹介し、I君にどちらをやってみるか選んでもらいました。それを自分で進めながら、分からないところを質問するという形を取りました。
I君は論説文やエッセイに向いているので、楽しく勉強できるだろうと予想していましたが、その通りでした。これなら、読解問題の練習を積み上げていけば、かなり力がつくと期待できます(※上を目指すなら知識の充実は必要不可欠ですが)。
英語の文章読解は、初期段階としては単語と熟語の知識を揃え、文法に従って1文ずつ正しく読むことが求められます。当たり前と言えばあまりにも当たり前ですが、これなくして先に進むことはできません。解法や高度な読解技術はその先のことです。
現代文同様、解説の詳しい問題集を紹介し、どのレベルから着手するか、I君に決めてもらいました。その問題集を解き、全文訳を読み込みながらまだ習得できていない単語や熟語、文法をノートに書き出し、復習して覚えるという流れです。
現代文も英語の長文も、2学期の終わりに本格的にスタートできたので、まずはこれを継続して地道に力をつけていくことです。その様子を見て、I君に合うやり方を作り出していきます。
I君、時間をたくさん投入できる冬休みは大チャンスだよ!