2学期完走の感想:中学3年生編

<中学3年生編>

中学3年生とは、他学年のメンバー以上に濃密な時間を過ごしました。各科目の難しい単元を習得できるようにたくさんの質問に答え、一人ひとりに勉強のアドバイスを送ることはもちろんのこと、進路に関するやりとりにも大量のエネルギーを注ぎました。

 

 

志望校が明確になっているメンバーには、そこに向けての方法論を話し合い、実行 → 進捗状況の確認 → やり方の修正 → 実行 → …… の繰り返しでした。あくまで本人が自分で決められることは本人の判断に委ね、手に負えないレベルをサポートする、というスタンスです()。

 

高校受験こそ、自分の人間力が問われる、人生最初の大きな関門です(※中学受験をしている人は事情が異なる)。大人が敷いたレールの上ではなく、自分で試行錯誤しながら考えた道を歩み、それでよいか否かを繰り返しチェックしながらさらに前に進む。どうしても自分ではクリアできない問題に遭遇したら、質問・相談するという形でスタディクラブを利用し、それを参考にして再び前進する、という方針を約28年間ずっと貫いています。

 

 

進路の希望が定まっていないメンバーに対しては、勉強のアドバイスと進路を決めるための助言の両方を行います。進路を決めるための助言としては、例えば以下のことを行いました。

 

①高校生活に関する話をしてあげる。中学と高校の異なる点を説明し、「次の3年間」について具体的なイメージを抱けるようにして、自分に合った高校を見つけるための観点を提示する。

②気になっている学校について、本人が把握していない情報を提供してあげる。

③関心のある学校に通う高校生に話を聴いてきたり、本人が直接ヒアリングができるように設定してあげる。

④本人が学校見学に行った後、その様子・感想を聴いてあげ、聴きながら気になった点について質問してあげ、本人の意思決定のお手伝いをする。

⑤受験制度の細かい点を説明してあげ、世間には出ていないデータも使って、気になっている学校に合格するためのシミュレーションを解説してあげる。

 

豊明市や緑区、東郷町の中学生は受験できる学校がたくさんあって、本当に大変だと思います。強くこだわっている点があれば、そこから絞っていけばよいのですが、そうでない場合は多くの学校について情報収集しなければなりません。西尾市という田舎(!)で生まれ育った僕からすると、この大変さだけで中学3年生メンバーに敬意を抱きます。

 

 

私立路線のメンバーは1月、公立路線のメンバーは2月が入試となります。残すところ、1~2か月となりました。この貴重な期間を一緒に過ごし、心を込めて伴走します。

 

 

 

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