2学期完走の感想:中学1・2年生編
<中学1・2年生編>
中学1年生は、1学期の経験とサマーセミナーの成果を踏まえて、各メンバーに具体的なアドバイスをしていきました。
スタディクラブでは中学1年生に対し、1学期中はあまり具体的な介入はせず、様子を見るようにしています。メンバー自身が初めての中学生生活でいろいろなことを感じ、考えることを大切にしています。自分自身も中学生活の最初は何が何だか分からないことの連続だったことをよく覚えています。先回りして道を教えるのは、長い目で見て本人のためにならないと考えます。
※もちろん本人から出る質問や相談には真摯に対応します。
2学期に入り、中学の生活にも馴染み、定期テストも経験しましたので、ここからステージを1段階上げていきます。
目に見える進化を示したのがS君でした。「このままでは厳しい」と認識し、苦戦していた数学の勉強を工夫し始め、納得いくまで何度も繰り返すようになりました。質問もたくさん出て、本当によい勉強をしていました。
逆に数学が得意なはずなのにテストでさほど高い点数をとれなかったR君には、何が足りないかの話し合いを行い、改善のためのヒントを提供しました。ただ(こちらの指示ではなく)自分の工夫と努力で向上していってほしいので、介入はほどほどにしました。ポテンシャルが高いので、自然な流れとしてすぐに結果が出ました。
※数学の力とテストの点数は必ずしも一致しません。R君は完全に前者に優れ、小学生時代からそれは明らかでした。テストで高得点を取るには、いかに出題者の意図に合わせて言われた通りにきちんとやるか、です。
中学2年生は、2学期が中学生活の折り返し点になります。2学期の後半は3年生が近くになっていることを念頭に置いた接し方になります。
K君はスポーツ活動のために勉強時間が大きく制約されます。それを踏まえて、いかに勉強時間を長く確保するか、効率性を高めるかが課題です。能力は高いので、焦点はほぼそこに絞られます。自分の力では対処しきれない様子がよく分かりましたので、2学期の後半は比較的強く介入しました。
Aさんも、部活動や習い事など、諸活動が多く、自己管理が強く求められる状況にあります。その中で英語検定を目指すことにしたため、一層時間のやりくりが大変になり、細かな対応が求められました。真面目に一生懸命取り組むタイプなので、「一緒に格闘してやり切った!」との印象が強く残っています。