高校古文のもう一つのおもしろさ

6月8日付で「高校古文のもう一つの難しさ」と題するブログを書きました。

それに対して、高校古文のおもしろさは、はるか昔の日本人が書いた優れた文学作品を、かなりの程度自力で読めるようになることです。

萬葉集でも、源氏物語でも、徒然草でも(何でもよいのですが)、元の言葉で味わうことで、より細かいニュアンスを感じ取ることができます。声に出して読むとなおさらです。

では「もう一つのおもしろさ」とは何か。

6月8日付のブログに登場したK君は、古文の勉強をスマホでやっています。古文のプリントをスマホの画面に映し出して、そこに指で答えやポイントを書き込みます。

よくそんな狭い画面でやるなぁ、と感心します(笑)。先日は枕草子だったので、約1000年の時を越えて、デジタル・モードで古き日本の風流(いとをかし)に触れたことになります。

新しき技術をもって、古典文学を学ぶ。現代の高校生の姿を見て、何とも言えぬおもしろさを感じたしだいです。

 

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