講座「日本人の美意識」@名古屋市能楽堂

7月25日(土)、近藤精宏・恵三子親子展の一企画として、講座「日本人の美意識:幕末・明治の記録から」を開催しました。

会場の雰囲気は、このような感じです。さすがに能舞台ではありません(笑)、企画室です。

幕末・明治に日本にやってきた西洋人が、日本で見たもの・感じたことを日記や記録などの形で残したものの中から、日本人の美意識に関する記述を集め、参加者の皆さんにご紹介しました。

配布資料の一部を以下に載せます。
日本人の美意識を国民全般、職人、芸術家に分け、上記のような資料を概読した上で、意見や感想を述べていただく、という流れです。


途中で主役の2人(親子展の二人)にも発言してもらい、さらに義弟の裕久君(陶芸家)にも登場してもらい、親子展の盛り上げに努めました。


示唆に富む、非常に有益なコメントがいくつも出てきて、掘り下げたい誘惑にかられました。美意識という、目に見えないものを対象としているため、大変多くの視点がありますし、約150年前の話ですので、歴史の視点も必要です。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。大変残念だったのは、参加する予定だったものの、直前のコロナ・ウイルス感染に関する報道などから(参加を)とりやめたという方が多くみえたことです。その点では悪いタイミングでした。

写真の撮影や資料の配布など、運営をサポートしてくれた棚橋光彦君、ありがとうございました。感謝の気持ちを記します。

<追記>
これが今回の出演料です。う~ん、粋ですねぇ。大事な記念の品です。

 

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