読書について(2)

読書はこうあるべきという、一つの決まった形式はないと思います。読書をしたいと思う人が、それぞれの目的に応じて、自分のスタイルで好きな本を読めばよい、とシンプルに考えます。

私の読書の大きな目的は、(1)で述べた「おもしろいポイント探し」の他に、「考えるため」です。自分の頭で考えて、新しい世界が広がったり発見があったりすると大変楽しい。ところが、自分一人の頭ではできることは知れている(ここが天才との違いか)。そこで他の人々の力を借りたい…ときて、そのための手段の一つが読書です。

もちろん自分があまり知らない分野の本であれば、考えるよりもむしろインプット主体の読書になりますが、しだいに知識が増えてきますと「考えるため」の読書に移行していきます。ですので、読む本は必ずしも自分が賛成する内容でなくてもよく、反対意見の著者の本を意識的に読むこともあります。

本は買って読んでも借りて読んでも、それぞれのスタイルで構わないと思いますが、私は買います。付箋をつけて、線を引いて、書き込みをするからという理由もありますが、単純に残しておきたい=またいつでも手に取れるようにしておきたい、と考えるためです。

もちろん図書館は利用します。タイトルなどから興味を持った本がどんな内容なのか、確認のために閲覧できて、大変便利です。また、棚を見ているうちに、知らない本に出会うこともあります。予期せず知り合いに出会うこともあります(笑)。

どんどん買って、どんどん借りて、数少ない(自分にとっての)“大当たり本”に出会えると、大きな喜びを覚えます。

 

Follow me!