日本の伝統文化解説シリーズ⑧「雛祭り」

日本の伝統文化シリーズ⑧「雛祭り

 雛祭りのルーツは、古代中国の「上巳(じょうし)の節句」(3月3日)である。日本でいつ頃から始まったのかについては諸説あるが、平安時代には人形を川に流す「流し雛」が行われていた。これは自らの穢れを紙人形に託して落とすものであった。

 

 それとともに宮中の女性たちの間で、人形に衣装を着せる「雛(ひいな)遊び」が流行し(『源氏物語』などに登場)、これが「流し雛」と結びついて雛人形を飾るようになったとされる。

 

江戸時代になると幕府が節句の日を重視したこともあり、生活が豊かになった庶民も雛人形を飾るようになる。しだいに雛段がつくられ大型化し、衣装などが豪華になっていった。また、この頃から、雛人形は女性が結婚する時に持っていく道具の一つとなる。

 

 雛人形は3月3日のうちに片づけなければならないとされるが、これは早めに箱にしまうことで穢れを封印するためである。

 

 

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