日本の伝統文化解説シリーズ⑦「藍染め」
日本の伝統文化シリーズ⑦「藍染め亅
藍染めは飛鳥~奈良時代に大陸より日本に伝わったとされる。世界中で様々な植物が藍染めに用いられているが、日本の本州ではタデ藍を発酵させて染料を作る。
「藍四十八色」といわれ、「藍白」「甕覗き」「白花色」といった淡い色から、「紫紺」「那須紺」「留紺」などの濃い色まで、実にバラエティに富み、どれも美しい。消臭、防虫、抗菌の効果があり、利便性にも優れる。
江戸時代に庶民の間に普及し、着物、手ぬぐい、風呂敷、暖簾(のれん)などに使われた。当時、日本人の衣類の8割程度が藍染めだったともいわれる。阿波藩における生産が盛んで、現在でも藍染めは徳島県の特産品である。
明治時代にお雇い外国人として日本を訪れたロバート・アトキンソン(イギリス人化学者)は、藍色に彩られた町並みを「ジャパン・ブルー」と表現した。
「青は藍より出でて藍より青し」「紺屋の白袴」といったことわざもあり、藍染めは伝統工芸品として日本人の生活に深く溶け込んでいる。
「子どもたちにつなぐ日本文化の会」(←クリックorタップ)を仲間とともに立ち上げました。
3/12・13にイベント開催予定。
・なるほど!講座「日本の伝統文化」
・ワークショップ:味噌玉を作ろう
・お抹茶コーナー(和菓子とともに)
詳細はこくちーず(←クリックorタップ)で。ご興味のある方は、ぜひ覘(のぞ)いてみてください!