愛知県公立高校入学試験B日程

3月10日(木)は、愛知県公立高校入学試験のB日程:学科試験日でした。

問題を見て印象に残った点をいくつか記します。

国語
記述問題はA日程に続き、解答しやすい。記述に使用する箇所をピックアップしやすく、それらをつなげる際に凝ったテクニックを要しない。正解率は高いと思われる。
古典の問題も解きやすい。本文の内容がシンプルで易しい。設問にもひねりがない。
・現代文の中に難易度の高い問題があったものの、トータルでA日程と同程度の難易度と感じた。

 

数学
・大問3の図形問題は(1)と(2)が易しめで、確実に取りたい。(3)は0点か、2点かの、どちらかになりやすい内容。
・大問2の(1)と(3)が勝負どころ。毎回、愛知県の入試問題の数学は、ここが大きな特徴であり、関門である。特に関数(グラフ)は、中学校の授業・教科書では重要視されていないにもかかわらず、毎回必ず出題され、手間がかかることが多い。
トータルでA日程よりやや難しめか(人によって異なる)。

 

社会
・出題形式はいつも通り。A日程のブログでも書いたが、広範囲の知識と統合力・分析力を要する。
・日本地理と公民(経済・国際)に難易度の高い問題があった。
・全体として、A日程より差がつきやすい出題のように思われる。

 

理科
・地震、分解・還元(化学)、仕事、天体(太陽)と、大方の予想通りの出題だった。
・しかし手強い問題が随所にあり。特に大問4と大問5に苦戦した人が多いとみられる。
・A日程と比べて、難易度が高いと思う。平均点は下がるのではないだろうか。

 

英語
・難易度はA日程と同程度で易しめ
英作文は、A日程と比べてやや答えにくい(A日程は本当に易しかった)。設定が分かりにくく、書きづらい。「外国人の同級生」が出てきて「海外研修の最終日」とはどういう状況なのだろう?ただし4語でよいので、ひねり出すことは十分に可能。
・今年度は教科書が改訂されて、英語は難易度を上げてくるのではないかと予想していたが、外れました。

 

以上まとめて、5科目全体でA日程よりも難しめだったとの印象。そして、一人ひとりの受験生の運命が大きく左右されかねない出題だとも感じました。A日程とB日程で得点に大きな差が出た子もいたのではないでしょうか。

 

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