愛知県公立高校入学試験:推薦入試の面接

公立高校の推薦入試を受験したスタディクラブのメンバーが話してくれました。

「(一つのことを)あんなに深く聞いてくるとは思いませんでした」

「哲学的なことまで質問されて、驚きました」

推薦入試は内申書(※一般入試の内申書と同一ではない)と面接のみで合否が判定されるため、本人の直接的な姿を知る唯一の機会である面接は大変ていねいに行われます。合否の判定の柱には決してならない一般入試とは意味合いが全く異なります。

形式は1対3だったそうです。もちろん生徒1名に対し、面接官3名です。就職試験などを含めて、重要な面接を行う際の典型的なパターンといえます。

そして、温かい印象の面接官と圧迫するような感じの面接官の両方がいたとのこと。これもよくあるパターン(そうでないケースもあります)。プレッシャーを与えられても冷静に対処できるか、高校側からすれば見たいところです。

何といっても、中学から推薦されて入試に来ているわけですから、内申書はみんな very good です。しかも、高校ごとに大体同じようなレベルで集まってくる。

ピカピカの内申書とともに受験する生徒たちの中から合格者を選ばなければならない = 不合格者を決めなければならない。

面接でどうやって落とすかという観点に立った時、方法としては、
①難しい質問をする。
②場の状況を困難にする(プレッシャーをかける)
ということになります。

自分一人で20~30分程度戦う(=自分を語る)。10分程度で終わってしまうとすれば、それは何らかの理由で合否が既に決まっている場合だと思います。

日常生活において自分をアピールしたり、表現したりする機会が(西洋社会に比べて)あまりない日本でくらしている人間、それも15歳が20~30分ただただひたすら自分について質問される、答えたらそれについてさらに詳しく聞かれるという状況は相当にタフです。

そのスタディクラブのメンバーが通う中学校は面接対策を他校よりもていねいにやってくれる学校だそうです。もちろん放課や授業後にやってくださるわけですから、先生方の献身的なご指導に頭が下がります。

 

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