小学生のS君、この夏の収穫

S君はサマーセミナーで文章読解と算数クイズに力を入れて取り組みました。

文章読解は、ふだんですと学校の授業で勉強した問題(教科書に載っている文章)なので、授業の記憶が残っていると楽に解けることがあります。ところが、サマーセミナーでは(学校の授業を気にしなくてよいので)いろいろな文章を使って読解を行います。

S君は本文をよく読まず、自分で「こうだ」と決めつけてしまう傾向があります。これを変えたいと思い、サマーセミナーの柱の1つとしたところ、ていねいに文章を読むことが少しずつできるようになりました。そして、ていねいに見ていくと、答や答の手掛かりになることが文章中に書かれていることが分かる、という体験を何度もすることができました。

算数クイズは頭を柔らかく使うための学習メニューです。学校の問題ですと、パッと見て「この公式にあてはめればOK」「この言い方(書き方)なら割り算でよし」といったような瞬間反応で処理できる場面が多々あります。しかもS君は計算ができます。

そこで、落ち着いて、ていねいに読んで考える癖をつける狙いで、毎回算数クイズを盛り込みました。やってみると大変よい食いつきで(笑)、「なんだよ!」「面倒だなぁ!」などと言いながら取り組んでいました。1学期中には見られなかった、素晴らしい集中力です。

サマーセミナーで以上の学習を7回(7日)繰り返し、よい感触を得ましたので、できるだけ2学期の学習の中にも取り入れていく方向です。言うまでもなく、継続は大きな力になります。学校の授業のフォローがあるので時間は限られますが、この夏の収穫を秋の成長に繋げていきたいと願っています。

 

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