小学生のMさん、感性を大切に

Mさんはサマーセミナーで体験学習を行いましたが、入会に至りませんでした。体験学習がつまらなかったからではなく、本人と保護者と私の総合判断によるものです。

Mさんは実は小学3年生で、特別に体験学習に参加しました(スタディクラブは小学4年生以上、自分の意見を持ち、それを表現できることが入会の基準です)。体験学習を何回かやってみて、楽しい思いもしたものの、他メンバーがいるとどうしても緊張してしまう、とのことでした(保護者談)。

保護者の方も、本人の意思を尊重して、そうであるなら無理をしない方がよいというお考えでした。

私は、3年生である今、急いで入会する必要はなく、Mさんの成長を見ながら先になってからの方がよいだろうと考えました。スタディクラブは勉強を教え込む場所ではなく、メンバーが自分で自分の学びを考え構築していく空間です。Mさんが自分についてもっと深く考えるようになってから来ていただいた方が、明らかに望ましいと思います。

他メンバーがいると恥ずかしいという感情は自然なもので、特にMさんにとってはそうなのだと思います。体験学習中のやりとりでも、繊細な言動が随所に出ていました。その感性はMさんの特性の1つですから、これを前提にして(生かせるように)行動を考えていくことになります。

Mさんと一冊の本を題材にして、その内容についてやりとりしたとき、大変楽しかったです。Mさんのご両親は素敵な方で、Mさんの感性はますます磨かれていくでしょう。Mさん、将来の入会を楽しみに待っています!

 

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