小中学生向けの経済講座 第53回

7月12日(月)、小中学生向けの経済講座(第53回)を開催しました。

今回の主な内容
①メンバーが興味を持ったニュース
②業界分析:家具・生活雑貨・ホームセンター等

 

⓵メンバーが興味を持ったニュース

Sさんから「なぜ最近になってこんなにもSDGsがTVなどで報じられるようになったのか」という質問が出ました。

Sさんは、SDGsが2015年に国連から発表されたことを把握していました。また、TVによく出てくるようになったのは2019年の終わり頃からではないか、という印象を持っていました。これだけで十分高評価です。

この質問に対し、国連という組織とSDGsの概要について説明し、その上で(SDGsを推進する勢力が)用意周到に動いていることを指摘しました。

SさんはSDGsの目標(17個もある)についてかなり正確に覚えていました。これも素晴らしい!

 

続いて、K君から「なぜそこまでしてオリンピックを開催しようとするのか」という質問が出ました。

K君はオリンピックを無観客で行うという報道を見て、このように感じたようです。本日は高度な質問が続きます。

すっかり巨大ビジネスと化しているオリンピック。開催しないと損をするのは誰?開催すると得をするのは誰?と尋ねて、経済学的に考えられる答えを一緒に探しに行きました。多くのヒントを提示しましたが、スケールが大きすぎて少々難しかったようです。

※本日は新聞記事なし。

 

②業界分析:家具・生活雑貨・ホームセンター等

『会社四季報 業界地図 2021年版』を活用して、特定の業界を分析するコーナーです。主な論点は以下の通り。

無印良品は売上高が増えている一方で、営業利益が減少している(※考えられる理由についてディスカッションを行った)。

セリア(100円ショップ)はドン・キホーテよりも原価率がはるかに低く、営業利益率が高い。

ホームセンター業界はこの約15年間、市場規模がほぼ横ばいだが、店舗数は増え続けている(※これが今後どうなると考えられるかについてディスカッションを行った)。

ニトリは生産、物流、販売のすべてを自社グループで手掛けて、これが収益構造や商品展開を有利にしている。

知っている会社が多かったので、楽しく興味深く分析できたようです。

 

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