小中学生向けの経済講座 第120回

2月20日（月）、小中学生向けの経済講座（第120回）を開催しました。

 

①なぜ賃金は上がらないのか？
3人の識者の論説が載った記事を精読しました。どんなポイントを指摘しているか、線を引きながら記事を読み、発表してもらいました。

 

 

野口悠紀雄氏
・円安政策が問題の根源、企業はそこに安住した
・技術開発を進め、生産性を上げることが必要
・そのために規制緩和を行い、既得権益をなくすべき
・金融緩和は即時停止すべき

 

 

 

荻原博子氏
・国の税収が過去最高になっている上にさらに増税が✕
・政府は賃金を上げるための政策を何もしていない
・普通の人は、お金を使わないという流れに

 

 

 

小林美希氏
・平均年収が上がらない理由の一つは非正規雇用の増加
・雇用の規制を元に戻すことと、産業構造の見直しが必要
・モノづくりへの原点回帰に希望あり

 

さらに、以上を踏まえて、自分はどう思うかを発表してもらいました。3人とも、よく読み、よく考え、しっかりと発言できていました。

 

 

②応援購入サイト「Makuake（マクアケ）」
応援購入サイトという新しいビジネス形態を紹介する記事をマル（。）読みしました。

 

 

具体例が豊富で分かりやすい、且つ「口紅はんこ 気分爆上げ」など、非常に楽しい内容でした。

 

この「マクアケ」がどんな分野に向いているかをディスカッションしました。クラウド・ファンディングとともに、アイデアやノウハウはあるが、資金が足りないという人・企業にとって追い風となる新形態です。

 

こだわりの強い、若い起業家がどんどん出てくることを願っています（個人的感想）。