小中学生向けの経済講座㊿

6月21日(月)、小中学生向けの経済講座(第50)を開催しました。

今回の主な内容
メンバーが興味を持ったニュース
業界分析:JRの実態

 

メンバーが興味を持ったニュース

まず、I君から「ニトリ×島忠 融合店オープン」の記事が紹介されました。「写真がニトリとほとんど変わらない!」とのコメントがありました(笑)。

ニトリが島忠を子会社にした(対等合併ではない)ことを含め、少し説明を行い、この新しい形態のお店の戦略について全員でディスカッションを行いました。

 

Sさんからは「コロナで就職先として公務員を希望する学生が増えているというニュースを見たが、公務員が増えたら給与はどうなるのか」という質問が出ました。

他の2人に「どう思う?」と尋ねましたが、皆目見当がつかないといった表情でした。たしかに急に聞かれたら、少々難しい問題かもしれません。

そこで解説。
・希望者が増えても、採用人数は変わらない。競争倍率が高まるだけ。
・むしろ公務員の数はこれから減っていく。地方公務員の場合、市町村合併による影響も大きい。

あっさり納得してもらえました。なりたいからといって(公務員に)なれるわけでない、というお話でした。

 

K君からは「自分の中学で3年生は修学旅行でディズニーに行くが、2年生の稲武(野外学習)は中止になった。この理由が分からない」という発言が出ました。

これは学校の内部の決定なので、さすがに分かりません。K君の疑問ももっともで、生涯一度の中学の野外学習がなくなってしまい、かわいそうとしか言いようがありません。ちなみにK君の中学の3年生は昨年、稲武(野外学習)が中止でした。

 

②業界分析:JRの実態

『会社四季報 業界地図 2021年版』を活用して、特定の業界を分析してみよう、という新企画です。初回はJRを取り上げてみました。

 

『会社四季報 業界地図 2021年版』(東洋経済新報社)


上の資料を見て、読み取れた内容を発表してもらいました。主な論点は以下の通りです。

国鉄時代から比べて(鉄道事業の)職員が4分の1に減っている

JR東日本・西日本・東海とそれ以外(北海道・四国・九州)の収益状況に大きな違いがある。

・東日本・西日本・東海の中でも、JR東海の利益の高さが際立つ(※東海道新幹線がドル箱)

これらの他にも、「利益の出ていない北海道・四国・九州は自己資本比率が高い」「JR四国・九州は建設業も行っている」など、おもしろい指摘が続々出てきました。

盛り上がることが分かったので、次回もやります!

 

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