小中学生向けの経済講座㊵

4月5日(月)、小中学生向けの経済講座(第40)を開催しました。

業種別株価の分析

前回までの株式投資シミュレーションのスピンオフとして、業種別の株価を見てみたいというリクエストに応えました。

上の資料を配布して、重要だと思われる箇所を書き出してもらいました。たくさんの数値の中から、重要ポイントを抽出するトレーニングです。

3人とも海運業、空運業、陸運業の違いに焦点を当てたようです。

・1年前と比べると、海運業は大きく伸びているが(+150.85%)、空運業(+21.45%)や陸運業(+9.31%)はさほど伸びていない。

これについて、I君が「1年前はコロナ感染の影響で貿易が大きく落ち込んだので、海運業の株価が大きく下がり、その後大きく回復したので、その時期との比較で収益率が高くなった。空運と陸運はそこまでの大きな変化にならなかったので低い収益率になったのでは」との分析を披露してくれました。さすが!

 

アマゾン 週末出荷義務化

GAFAの1つであるアマゾンのビジネスモデルを知る上で有益な記事がありました。

 

アマゾンではない第三者が(アマゾンで)商品を販売できる「マーケットプレイス」、そこでの優良業者とされる「プライム」という仕組みについて説明しました。

さらに、独占禁止法についても解説しました。

 

副業は、福業か

これからの働き方に大きな変化をもたらすかもしれない「副業」に焦点を当てた特集記事。

 

平成の前半ぐらいまでは、サラリーマンが副業を持つなどということはほとんど考えられなかった、という話から始めました。

日本の会社、特に大企業は家族の延長のようなところがあり、副業を行うという発想が出る余地は、かつてはありませんでした。

ところが、非正規雇用が大きく増加し、正規雇用者の所得もあまり伸びないという状況が長く続く中、徐々に副業を認める企業が現れるようになりました。

この記事では、22%の企業が副業を認めている(経団連調べ)と報じています。また、副業する人の7割が低所得者であるとも伝えています。

うまく活用すれば、新たな発見や出会いがあったり、別分野での能力開発を実現したりと、所得を増やしながら人生を充実させることができるように思われます。

今の小中学生が社会人になる頃までに、どのような展開が見られるか、要注目です。

 

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